FEATURE
01
![]()
ハノイへの旅を計画するとき、最初に悩むのが滞在日数です。
ベトナムの首都であるハノイは、旧市街を中心にコンパクトなエリアに観光スポットが集まっているため、効率よく回れば短期間でも十分楽しめます。一方で、世界遺産のハロン湾やニンビン省など近郊の見どころも豊富で、滞在日数によって旅の充実度は大きく変わります。
結論から言えば、ハノイ観光には2泊3日(日本からの移動を含めると4日間)が最もバランスの良い滞在日数です。この日数があれば、市内の主要観光地と世界遺産の両方を満喫できます。ただし、旅のスタイルや目的によって最適な日数は異なるため、この記事では1泊2日から4泊5日までの目的別プランを徹底比較します。

なぜ2泊3日がベストなのか?
ハノイの主要観光スポットは、旧市街を中心とした半径数キロ圏内に集中しています。ホアンキエム湖、ハノイ大教会、文廟、ホーチミン廟、一柱寺など、歴史的建造物や文化施設が徒歩圏内に点在しているため、移動時間を最小限に抑えながら効率的に観光できます。配車アプリ「グラブ」を活用すれば、さらにスムーズな移動が可能です。
ハノイから出発する郊外観光ツアーが充実しているのも大きな魅力です。世界遺産のハロン湾へは片道約3時間、ニンビン省のチャンアンやタムコックへは片道約2時間で到着します。どちらも日帰りツアーが豊富に用意されており、1日で世界遺産の絶景を満喫できます。市内観光と組み合わせることで、限られた時間でもベトナム北部の魅力を存分に体験できるのです。
東南アジアの中でも特に治安が良いハノイでは、夜の時間も有効活用できます。旧市街のナイトマーケット(金曜から日曜限定)、ライトアップされたホアンキエム湖、タンロン水上人形劇場など、夜ならではの魅力的なスポットが豊富です。夜間も安全に観光できるため、朝から晩まで充実した時間を過ごせます。
出典 TNKトラベル「ハノイ観光は何日必要?おすすめの観光日数と見どころを在住者が解説」(2024年10月)より作成

週末と有給1日だけで行きたい方、ハノイが初めてで雰囲気を味わいたい方、ビジネス出張のついでに観光したい方に最適です。
1日目(午後到着):ホテルチェックイン後、ホアンキエム湖周辺を散策。夕方から旧市街を歩き、屋台でフォーやバインミーを味わいます。夜はタンロン水上人形劇場で伝統芸能を鑑賞し、金曜から日曜なら旧市街のナイトマーケットへ。
2日目(午前出発):早朝からホーチミン廟、一柱寺、文廟を効率的に巡ります。ハノイ大教会周辺のおしゃれなカフェで休憩し、ドンスアン市場でお土産購入。午後の便で帰国します。
世界遺産への日帰りツアーは時間的に難しく、市内観光のみとなります。また、移動疲れを考慮してスケジュールに余裕を持たせることが重要です。カフェ巡りやローカルフード探訪など、ゆっくりした時間は取りにくいでしょう。
ハノイの魅力を一通り体験したい方、世界遺産も見逃したくない方、バランスの良い旅程を求める方に最適です。
1日目(午後到着):市内到着後、旧市街とホアンキエム湖を散策。夕方からハノイ大教会やトレインストリートを訪問し、夜は水上人形劇鑑賞またはナイトマーケットへ。
2日目(終日):ハロン湾またはニンビン省への日帰りツアーに参加します。ハロン湾では大型客船でクルージングを楽しみ、「海の桂林」と称される奇岩群の絶景を堪能。ニンビン省では手漕ぎボートでチャンアンやタムコックの水上洞窟を巡ります。夕方にハノイ市内へ戻り、旧市街でディナー。
3日目(午前):ホーチミン廟、一柱寺、文廟などの歴史的スポットを訪問。時間があればバッチャン村で陶器のお土産を購入し、午後の便で帰国します。
市内観光と世界遺産の両方を体験できるため、ハノイ旅行の満足度が高まります。日帰りツアーは往復の送迎付きで、移動の心配がありません。夜の時間も活用できるため、ローカルフードやカフェ文化も楽しめます。
出典 TNKトラベル「ハノイ観光は何日必要?おすすめの観光日数と見どころを在住者が解説」(2024年10月)より作成
ハノイの日常を感じたい方、カフェ巡りやグルメ探訪を楽しみたい方、複数の世界遺産を訪れたい方に最適です。
1日目:午後到着後、ホテル周辺を散策。夕方から旧市街とホアンキエム湖を訪問し、屋台でローカルフードを堪能。夜は水上人形劇またはナイトマーケットへ。
2日目:ハロン湾日帰りツアーに参加。クルージングで奇岩群を巡り、ティエンクン鍾乳洞を見学。バンブーボートで洞窟探検も楽しめます。夕方にハノイへ戻り、オペラハウスで伝統ショー「ラントイ」を鑑賞。
3日目:ニンビン省への日帰りツアーで、チャンアンまたはタムコックのボートツアーを体験。午後はハノイ市内に戻り、ホーチミン廟、一柱寺、文廟などの歴史的スポットを訪問。夜は旧市街の隠れ家カフェでゆっくり過ごします。
4日目:午前中にバッチャン村で陶器ショッピング、またはロンビエン橋を訪問。旧家博物館で伝統家屋を見学し、最後に旧市街でお土産購入。午後の便で帰国します。
2つの世界遺産を訪れられるため、ベトナム北部の自然美を存分に堪能できます。市内観光にも余裕があり、カフェでのんびりしたり、路地裏を散策したりする時間が取れます。ハノイの静かなリズムを身体で感じられる日数です。
出典 たびチャット「ハノイ観光は何日必要?おすすめ有名スポットランキング13選!」より作成
ハノイをじっくり味わいたい方、ハロン湾で宿泊クルーズを体験したい方、周辺エリアも含めて満喫したい方に最適です。
1日目:午後到着後、ホテルチェックイン。夕方から旧市街を散策し、ローカル食堂でフォーやブンチャーを味わいます。夜はホアンキエム湖のライトアップを楽しみ、週末ならナイトマーケットへ。
2日目:ハロン湾1泊2日の宿泊クルーズに出発。ラグジュアリーな客船でクルージングを楽しみ、カヤッキングや真珠村見学、ティートップ島での展望台登頂を体験。船上で夕日を眺めながらディナーを堪能します。
3日目:ハロン湾で朝日を鑑賞後、午前中にハノイへ戻ります。午後はニンビン省への日帰りツアーに参加し、チャンアンまたはタムコックのボートツアーを楽しみます。夜はオペラハウスで伝統ショー鑑賞。
4日目:市内の歴史的スポット(ホーチミン廟、一柱寺、文廟、タンロン遺跡)をじっくり巡ります。午後はバッチャン村で陶器体験、または旧家博物館とロンビエン橋を訪問。夜は旧市街の隠れ家カフェや高級レストランでゆっくり過ごします。
5日目:午前中に国立歴史博物館やハノイ歌劇場を訪問。最後に旧市街でお土産を購入し、午後の便で帰国します。

ハロン湾の宿泊クルーズは日帰りツアーの3倍の時間を現地で過ごせるため、満足度が桁違いです。展望台からの夕日、船上での星空、朝日に照らされる奇岩群など、日帰りでは体験できない特別な時間を過ごせます。市内観光にも十分な余裕があり、予定を詰め込まずにハノイの静かなリズムを味わえます。
出典 TNKトラベル「ハロン湾クルーズ観光を徹底比較!宿泊プランが絶対におすすめの理由」(2018年8月)より作成
それぞれの滞在日数でできることを比較してみましょう。
移動時間と現地滞在時間のバランスも重要です。ハロン湾への往復は約8時間かかりますが、日帰りなら現地滞在4時間、宿泊なら12時間となり、宿泊の方が3倍の価値があると言えます。
ハノイ市内の移動には配車アプリ「グラブ」が便利です。事前に料金が確定するため、料金交渉によるトラブルを避けられます。日本にいるうちにアプリをダウンロードしておくと安心です。
ハノイの魅力は屋台やローカル食堂にあります。フォーやブンチャー、バインミーなど、短時間で気軽に立ち寄れる店が豊富です。プラスチックの椅子に座り、周囲の会話を聞きながら食事をする時間は、観光というより滞在に近い感覚を味わえます。
世界遺産への日帰りツアーは送迎付きで効率的です。特にハロン湾やニンビン省は個人で行くのが難しいため、ツアー参加がおすすめです。事前にオンラインで予約しておくとスムーズです。
ハノイの本質は、歩く時間、立ち止まる時間を多く取ることで見えてきます。地図に載らないカフェ、偶然入った路地、何気ない風景の一つひとつがハノイという都市を形づくっています。強く主張してこない街だからこそ、こちらが歩み寄ることで少しずつ姿を見せてくれるのです。
ハノイ観光の最適な滞在日数は、旅の目的によって異なります。
週末弾丸旅行なら1泊2日で市内観光を満喫できますが、世界遺産も含めてバランス良く楽しみたいなら2泊3日が理想的です。カフェ巡りやグルメ探訪、複数の世界遺産を訪れたいなら3泊4日、ハロン湾の宿泊クルーズを含めてハノイを極めたいなら4泊5日がおすすめです。
ハノイは、何十年も変わらない路地や生活の営みが残る静かな都市です。数日滞在するだけでも、帰る頃にはハノイの静かなリズムが身体に残り、観光が終わってもふとした瞬間に思い出す余韻こそが、この街の最大の魅力です。あなたの旅のスタイルに合わせて、最適な滞在日数を選んでみてください。
さあ、あなたもハノイの魅力を体験しに出かけませんか?
コメント