ベトナムコーヒーの世界へようこそ。コンセプトページはこちら
カフェ

%Arabica完全ガイド|京都発コーヒーのベトナム体験

このカフェの写真をもっと見たい方は%Arabicaのカフェ図鑑ページをご覧ください。

京都発のコーヒーブランドがベトナムへ

京都・東山の八坂の塔を背景にした一杯のラテ。そんなアイコニックなイメージで世界中のコーヒーラバーを魅了してきた%Arabica(パーセント・アラビカ)が、2023年にベトナム・ホーチミン市に上陸しました。

%Arabicaは、日本人起業家の東海林克範氏が2014年に香港で創業したスペシャルティコーヒーブランドです。京都・嵐山の店舗で一躍有名になり、現在では世界20カ国以上、130店舗超を展開するグローバルブランドに成長しました。「See the world through coffee(コーヒーを通じて世界を見る)」をコンセプトに、各都市のランドマーク的なロケーションに出店することで知られています。

ベトナムへの進出は、ロブスタ種のコーヒーが主流のこの国に、アラビカ種のスペシャルティコーヒーを広めるという挑戦でもありました。しかし、ベトナムの18〜35歳の60%以上がカフェで過ごす時間を好むという若い世代のカフェ文化と、SNS映えを重視するトレンドが、%Arabicaのブランド戦略と見事にマッチ。ホーチミン市のコーヒーシーンに新しい風を吹き込んでいます。

おすすめメニュー

%Arabicaのメニューはシンプルそのもの。余計なシロップやフレーバーに頼らず、コーヒー豆の品質とバリスタの技術で勝負するスタイルです。

まず試してほしいのが、看板メニューの京都ラテ(Kyoto Latte)。105,000VND(約630円)で、まろやかなミルクとエスプレッソのバランスが絶妙な一杯を楽しめます。%Arabicaが世界各店舗で提供する定番中の定番で、その安定した品質は京都で飲むのと変わりません。

季節限定メニューも見逃せません。アイス・メープルラテ(Iced Maple Latte)は115,000VND(約690円)で、メープルシロップのほのかな甘みがエスプレッソと調和する人気メニューです。ベトナムの蒸し暑い気候にぴったりの爽やかさがあります。

コーヒーの味をストレートに楽しみたい方には、アメリカーノがおすすめ。85,000VND(約510円)からと、%Arabicaの中では最も手頃な価格帯です。ペルー、インドネシア、エチオピアなど世界各地のシングルオリジン豆を使ったエスプレッソは、産地ごとの風味の違いを感じられる上級者向けの楽しみ方もできます。

価格帯は85,000〜125,000VND(約510〜750円)で、ベトナムのローカルカフェと比べれば高めですが、日本の%Arabicaで同じメニューを注文するよりは3〜4割ほどお得です。

ミニマルな空間美学

%Arabicaを訪れる理由は、コーヒーの味だけではありません。世界共通のミニマルデザインで統一された空間も、大きな魅力のひとつです。

ホーチミン市の1号店は、Nguyen Hue通り42番地の「The Cafe Apartments」の4階にあります。1960年代に建てられたアパートメントビルの一室をカフェに改装したこの場所は、%Arabicaの白を基調としたクリーンな内装と、ビンテージなビルの風合いが絶妙に融合。4階のバルコニーからはNguyen Hue歩行者天国を見下ろせ、ホーチミン市の街並みを一望できます。

2号店のHCMCロースタリーは、Cong Xa Paris通り2番地(ベンゲー区・1区)に位置します。こちらはノートルダム大聖堂や中央郵便局のすぐ近くという好立地で、観光の合間に立ち寄るのに最適です。ロースタリーという名前の通り、店内でコーヒー豆の焙煎も行っており、焙煎機が回る様子を眺めながらコーヒーを楽しめます。週末は夜23時30分まで営業しているので、ディナー後の一杯にも使えます。

どちらの店舗も、%Arabicaのシグネチャーである白い大理石のカウンター、スリーク・スレイヤーのエスプレッソマシン、そしてあの有名な「%」ロゴのカップが待っています。コーヒーを片手に写真を撮れば、京都でもパリでもなく「ベトナムの%Arabica」という特別な一枚になるはずです。

実践ガイド

価格帯:85,000〜125,000VND(約510〜750円)。ベトナムのローカルカフェの2〜3倍ですが、日本で飲むより3〜4割安い価格です。

店舗情報:

  • The Cafe Apartments店:4F, 42 Nguyen Hue, District 1 /営業時間 7:00〜22:00
  • HCMC Roastery店:2 Cong Xa Paris, Ben Nghe, District 1 /営業時間 6:30〜22:30(金土は〜23:30)

アクセス:The Cafe Apartments店はNguyen Hue歩行者天国に面しており、タクシーやGrab(配車アプリ)で「42 Nguyen Hue」と伝えれば到着します。ビルに入ったらエレベーターで4階へ。Roastery店はノートルダム大聖堂から徒歩3分です。

混雑状況:週末の午後は混み合うことが多いため、平日の午前中がおすすめ。特にThe Cafe Apartments店はバルコニー席が限られているので、早めの時間帯に訪れるとゆったり過ごせます。

注文のコツ:メニューは英語表記で、注文もシンプル。迷ったら「Kyoto Latte, Iced please」でOKです。サイズは8oz(約240ml)のワンサイズ展開が基本。テイクアウト用のカップもおしゃれなので、持ち歩きながら街歩きするのもおすすめです。

まとめ

%Arabica(パーセント・アラビカ)は、京都で生まれたミニマルなコーヒー美学をホーチミン市で体験できる、日本人旅行者にとって親しみやすいカフェです。ロブスタ種のコンデンスミルクコーヒーが主流のベトナムで、アラビカ種のスペシャルティコーヒーという新しい選択肢を提示しています。

The Cafe Apartmentsのレトロなビルから見下ろすホーチミン市の景色、ロースタリーで焙煎の音を聴きながら飲む一杯。日本で馴染みのあるブランドだからこそ、ベトナムという異国の地で出会ったときの特別感もひとしおです。ベトナムコーヒーの力強さと、日本発のスペシャルティコーヒーの繊細さ。その両方を味わえるのが、ホーチミン市の%Arabicaの魅力です。

ベトナムの活気ともに事業を伸ばしていく。
広告掲載募集中

小島 怜

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP